忍者ブログ

[PR]

2024年05月06日
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「D-connection」(取材記事)

2012年01月04日
アートマネージメント受講生が出演カンパニーを取材、紹介するシリーズ。
第8回は、「D-connection」さんです。

D-connectionさんは至学館大学創作ダンス部の有志によるグループで、旧・中京女子大学の頃から約40年間も続く歴史ある部です。
3年生が中心となって6名が出演します。
お話を伺ったのは、部長の小林さんと、副部長の市川さん。
二人は、子どもの頃から体を動かすことが好きだったそうで、バレエや新体操を習っていた時に「創作ダンス」というジャンルに出会い、中学・高校時代の部活動を経て、ダンス部へ入るために至学館大学に入学したとのこと。将来も、海外で更にダンスを学びたい、子どもたちにダンスを教えたい、という夢と意欲を持った学生でした。

■今回のパフォーミング・アーツ・ガーデン2012に参加した経緯を教えてください。
小林さん「自分たちは学生ですし、部活動ですので、コンクールの参加と自主公演が主な活動です。このイベントには、プロとして活動している方もいらっしゃいますので、視野が広がり勉強になります。さらにコンクール以外で自分たちのダンスを見ていただく機会も増やせるので応募しました。」

■作品づくりについて
市川さん「今までは、4年生の方が作って下さった振付を踊る形でしたが、代替わりがあり、今は自分たちで作っています。今回は小林さんと2人で協力して作品を作りました。」
小林さん「前回2人で作った作品は、コミカルで観客の方に見せることを意識して作ったものでした。それはそれで、とても面白いものができたのですが、今回は内面を掘り下げる作品づくりをしています。」
内面、つまり、学生であることや、部活動という枠組みの中で表現活動をしていること、といった等身大の悩みや葛藤を、そのまま反映させることに取り組んだ作品ということでした。

(アートマネジメント実践講座受講生M.S.)









PR

「Teckey Nickey」(取材記事)

2012年01月04日
アートマネージメント受講生が出演カンパニーを取材、紹介するシリーズ。
第7回は、「Teckey Nickey」さんです。

Teckey Nickeyさんは、中京大学ダンス部からの参加で、大学2年生の女性2名、男性1名の3名のグループです。 初々しさと、試行錯誤を重ねながら取り組む誠実さを感じる3名に揃ってお話しを伺いました。

■いつから、どのようなきっかけでダンスをはじめましたか?
阿部さん「小学校のころから現代舞踊協会でモダンダンスをしていて、 高校から部活で創作ダンスをはじめました。そこで初めて振り付けを考えることになったときにとまどったけれど、すごく自由で、人に身体の表現だけで伝わるということが、普段はないし、面白いなと思っています」
菰田さん「元々器械体操をしていて、大学から創作ダンスをはじめました。器械体操のときのような技術だけではなく、作品をつくるために色々なことを自分で調べたり、考えたりすることが良いところだと感じています。」
柳瀬さん「5月にスカウトされてダンス部に入ったばかりで、それまではサッカーとバドミントン、水泳などのスポーツをやっていました。他のスポーツと違って考えることが多く、身体ひとつで表現するのは、全て自分の中からでてくるというところが面白いと思っています」

■どのようにして作品をつくられていますか?
阿部さん「はじめは、2人で違う題材でやっていましたが、完全に行き詰まってしまっていたときに、メンバーに柳瀬さんが加わりました。 新たに3人でできる作品を作ろうとしていたときに、 図書館で『哀しみを聞く石』というタイトルの本と出会い、そこから今回の『哀しみを聞く樹』という作品をつくっていきました。
今回は、全国学校創作ダンスコンクールで発表した4分の作品を、PAG2012での上演にあわせ8分にリメイクを行っています。部活や大会では4-6分の作品が基本なので、初めての取り組みでとても難しいですが、アイデアを出しながら作っています。」



(アートマネジメント実践講座受講生K.Y.)










「archaiclightbody×【exit】」(取材記事)

2012年01月04日
アートマネージメント受講生が出演カンパニーを取材、紹介するシリーズ。
第6回は、「archaiclightbody×【exit】」のarchaiclightbodyさんです。

archaiclightbodyは『アーツ・チャレンジ2009』で出会ったダンサーの杉山さんと、衣裳の菅井さんの3名で2011年7月に結成されたそうです。活動をはじめ約半年のグループでの参加ということで、新しいことに挑戦していこうとする姿勢が強く感じられました。代表して服部さんにお話を伺いました。

■今回PAG2012参加のきっかけは?
PAG2012はただ単に発表する場ではないと思っているので、企画として面白みのあるもの、普段はやらないことに挑戦してみたいという気持ちで、アーツ・チャレンジ2009で発表をされた『バイパスドルール』のワンシーン「抱きしめあうと眠りづらい」を再振付したOriginalと、そこからインスパイアされて作られたAnotherの2本立ての作品として応募をしました。

■どのようにして作品をつくられていますか?
<archaiclightbodyのoriginalについて>
振り付けは基本的に僕なんですけれども、動きやモノの流れとか大切にしているので、デュオで踊る杉山さんにまずやりたいことしたいことを提案して、それをやってみて、こうしたほうが良いというのを返してもらいながらメンバー3人で作っている感じです。

<【exit】のanotherについて>
普段は同じカンパニーでも活動されている堀江さんが、僕たちが踊る『抱きしめあうと眠りづらい』を鑑賞して受け取った印象を元に生み出した作品となっています。コピーでもなくただ単に、ひとりのアーティストがひとつの作品を見た“印象”を使ってダンスをつくっている、というところが見所。なにを面白いと思ったか、影響を受けているかが、わかりやすく舞台にでてくるといいなと思っています。

(アートマネジメント実践講座受講生K.Y.)











「演劇ユニット,5(てんご)」(取材記事)

2011年12月28日
アートマネージメント受講生が出演カンパニーを取材、紹介するシリーズ。
第5回は、「演劇ユニット,5(てんご)」さんです。


パフォーミングアーツガーデン2012の中で唯一「演劇」を冠する団体名である演劇ユニット,5(てんご)。メンバーの居住地が岐阜と横浜、東京と離れているためスカイプを通しての稽古を行っている。
スカイプの稽古では、身体を確認できない分、作品の中身や感覚の部分を話し合うことで理解を深めあいながら作られていく。気持ちと意識が確実にできた状態で立ち稽古に移れば短時間で身体は作られると語る、代表の澄井葵さん(青年団演出部所属)。彼女にお話を伺った。

■今回PAG2012に参加したきっかけは?

知人に「愛知県での活動をするなら愛知芸術文化センターの主催事業を見てみたら」と言われ調べてみたところ面白そうなものがある、と。いままでは、飲食店のテラスや民家を改築したちいさな小屋や、春風舎(青年団の劇場)で公演してきました。
お店や民家に比べて劇場は、見る側にとっても「劇場に来る」という気構えがあって、ある意味身体を変化させにくい状態になっていると思います。それを前提として、身体と空間の親和性を追求する「ミカミ」という作品を上演します。


■どのようにして作品を作られていますか?

作品を作るうえで、物語や身体や音や光など様々な要素があると思います。その中で、どのゲージを上げるかというところで物語がいつもマックスになっている必要はないと私は思っています。
物語が走りすぎると、見る側が物語を読む方に意識をとられてしまい、舞台との適正な距離が取れなくなるのではないかと。そこで物語のゲージをできるだけ下げ、その場所の身体や俳優の意識からアプローチしようとしています。見る側に見ながら考える時間が与えられているような、目の前で起きていることだけがそのままダイレクトに伝わるような、そういった関係性を大事にしたいです。
その上で、上演後、見る側の身体や意識の中に適正なお土産が残ればいいなと思います。たとえば、劇場の外に出たらものすごく耳がよくなってしまったとか、この作品をみることで神経が過敏になってしまったというような、そういうことがひきおこせられればなと。

■今後の活動についてお聞かせください。

心と身体の心地よいところを探して、気楽に気長にやっていこうと思っています。具体的には引き続き岐阜に拠点をおいて活動しながら、東京は東京で、地方は地方でとバランスとりつつ活動していきたいです。

(アートマネジメント実践講座受講生N.K.)










「Water Drops Contemporary Dance Company」(取材記事)

2011年12月28日
 アートマネージメント受講生が出演カンパニーを取材、紹介するシリーズ。
第4回は、「Water Drops Contemporary Dance Company」さんです。

■結成について
2002年、代表の夜久ゆかりさんがある振付師による公演に出演。これが転機となり、翌年よりイギリスへ留学。帰国後、2006年に「water drops contemporary dance」を立ち上げた。
現在は男性4名、女性2名で構成。それぞれの経歴は、役者やダンサーなど様々。
活動は他のカンパニーに類をみないほど活発で、1年に3本以上の作品を発表する年もあり、2012年度もすでに新作の予定がある。
 
■コンテンポラリーの面白さは?
「例えばクラシックバレエは、完成された形式を目指して稽古する。そのためカンパニーごとの大きな違いはみられにくい。それに対して、コンテンポラリーダンスは表現方法に決まりがなく、より遊びを、自由な身体表現を追求できるものだと考えている。」と夜久さん。
先日、愛知県芸術劇場小ホールでの彼らのパフォーマンスを鑑賞することができた。精神的、抽象的な作品が多く上演される中、金魚鉢の中の設定で、コミカルな一面も垣間見える、特徴あるものだった。(1/7本番はこの日とは別作品を上演予定)
 
■今回の作品について
韓国ドラマ「昼間から吞む」というタイトルに魅かれ、今回のタイトルを「昼から吞む」に決定したとか。
また、メンバーの一人とスケジュールが合わず、ほとんど稽古に来られないという条件をクリアするため、配役にも工夫。昼からビールを飲む役の彼と、他の4人のメンバーとの関係性が生みだす面白さにも期待したい。
 

(アートマネジメント実践講座受講生Y.T.)